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【愛犬の健康を守る!フィラリアやノミ・ダニ予防】のための医薬品の重要性

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これからの季節、愛犬を守るために「防虫対策」が欠かせません。

春から夏にかけて気温が上がると、愛犬とのお散歩やアウトドアの機会も自然と増えてきます。しかし同時に、フィラリア症やノミ・マダニによる感染症リスクも急激に高まることをご存知でしょうか?
とくにフィラリア症は、犬の命に関わる非常に重篤な病気であり、発症すると治療が難しいことでも知られています。さらに最近では、マダニが媒介する感染症が人間にも被害を及ぼすケースが増え、社会問題にもなっています。

こうした寄生虫は、犬だけでなく飼い主やご家族全体に健康被害をもたらすリスクを持っています。だからこそ、感染リスクが高まるこの季節には、徹底した防虫対策が必要です。
防虫薬(予防薬)は、世界中の獣医学界でも推奨されている基本的な予防策であり、定期的に使用することで大切な愛犬を病気から守ることができます。

愛犬の健康を守ることは、家族の笑顔を守ることにもつながります。
この機会に、防虫対策と愛犬周辺の衛生管理をしっかり見直して、安心して春夏シーズンを楽しみましょう。

ミント

フィラリア症は心臓に寄生して僕たちを苦しめる怖い病気なんだよ。

モグタン

だから定期的に薬を飲んで予防をしないとね。

モグタン

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目次

犬フィラリア症とはどんな病気?

フィラリア症とは?犬の健康を守るために知っておきたい予防と対策

「元気だった愛犬が、突然元気をなくした」――そんな深刻な事態を引き起こす可能性があるのがフィラリア症です。
この病気は、決して他人事ではありません。特に犬を飼う私たちにとって、知識と予防が命を守るカギとなります。

フィラリア症とは、蚊を媒介にして感染する寄生虫病で、正式には「犬糸状虫症」と呼ばれます。原因となるのは、素麺のように細長い寄生虫「フィラリア」。犬の体内に侵入したフィラリアは、脱皮と成長を繰り返しながら心臓や肺動脈に寄生し、やがて心臓病や肺の障害を引き起こします。

特に注意したいのは、感染から発症までに時間がかかることです。体内でフィラリアの幼虫(ミクロフィラリア)が3年近くも生存できるため、初期には目立った症状がなく、発見された時には重症化しているケースが少なくありません。

さらにこの病気は、犬だけでなく、馬や牛、豚といった家畜にも感染します。特に酪農地帯で犬を飼う場合、感染リスクは高まるため、確実な対策が不可欠です。

では、私たちはどうやって愛犬を守ればよいのでしょうか?

まず大切なのは、蚊の季節が始まる前から予防薬を投与すること。予防薬は、犬の体内に侵入したミクロフィラリアを早期に駆除し、成虫になるのを防ぐ役割を果たします。獣医師の診断に基づき、正しいタイミングで投与を続けることが何よりも重要です。

フィラリア症は、知識と予防でほぼ100%防げる病気です。
「うちは大丈夫だろう」と油断せず、愛犬を守るために、今すぐ予防対策を見直しましょう。
それが、愛犬と長く健康に暮らすために私たちができる最大の愛情表現です。

★症状

フィラリア症の主な原因は犬糸状虫が肺動脈に寄生し、肺高血圧症を引き起こすことで、最終的には右心不全へと繋がります。症状は以下の通りです。

  • 軽度:無症状の場合が多い
  • 中程度:貧血や咳
  • 重症:体重減少、呼吸困難、持続的な咳、腹水貯留、頸動脈怒張など

★駆虫

駆虫薬はフィラリアの成虫およびミクロフィラリアに作用し、異なる成長段階に合わせて投与されます。成虫には砒素剤が用いられますが、駆虫後の虫体が閉塞し重篤な症状を引き起こすことがあり、外科的に頸動脈から取り出す場合もあります。ミクロフィラリアの駆除にはマクロライド系の予防薬(イベルメクチン、ミルべマイシンオキシム、モキシデクチン、セラメクチンなど)が効果的です。これらの予防薬を定期的に投与し、早期からフィラリア感染を防ぎましょう。

★予防

予防薬の投薬は5月から12月にかけて行うのが推奨されますが、温暖化の影響で蚊が12月まで活動することも多いため、期間を少し延長することを検討しても良いでしょう。

フィラリア症は犬の健康を脅かす病気です。適切な予防策で愛犬を守り、健康で長い生活をサポートしてあげましょう。

ミントくん

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ノミ・ダニ症

犬に潜むノミ・ダニのリスク:その種類と確実な対策法

愛犬家にとって、「ノミ」や「ダニ」は見過ごせない深刻なリスクです。
一見、小さな虫に見えても、彼らが犬に及ぼす影響は非常に大きく、時に命に関わるケースもあります。

特にノミは、犬の体に寄生して血を吸うだけでなく、犬条虫(瓜実条虫)という内部寄生虫の中間宿主にもなり、二重の健康リスクを引き起こします。さらにダニに関しては、重度のアレルギー反応や、場合によっては命に関わる感染症(バベシア症など)を媒介することも知られています。

日本獣医師会などの公的機関も、春から秋にかけてのノミ・ダニ予防を強く推奨しており、これらの寄生虫対策は単なる「予防」ではなく、愛犬を守るための「必須ケア」といえるでしょう。

ここでは、犬に寄生する主なノミ・ダニの種類と、それぞれが引き起こすリスク、そしてすぐに実践できる具体的な対策について、専門的な視点からわかりやすく解説します。

この記事を読むことで、あなたは愛犬を寄生虫から守るために「何をすべきか」がはっきりとわかります。

ノミの影響

ノミは犬の体表に寄生して吸血し、かゆみを引き起こします。寄生された犬は激しいかゆみを感じ、掻きむしることでアレルギー性皮膚炎を発症することがあります。貧血や瓜実条虫(犬条虫)の伝播も引き起こすため、特に注意が必要です。ノミを発見した場合は、すでに家の中にもノミが拡散している可能性が高いと考えて、早急な対策が重要です。

ダニの種類とその影響

ダニにはさまざまな種類が存在し、犬に寄生する代表的なダニには以下の3つがあります。

★ ヒゼンダニ(疥癬症)

ヒゼンダニは皮膚に寄生し、非常に強いかゆみを引き起こします。感染した動物との接触で広がり、人にも感染するため、感染が疑われる場合は動物に触れないことが大切です。また、潜伏期間が1か月ほどあるため、早期発見と対応が重要です。

★ ミミダニ

ミミダニは外耳道に寄生し、感染した犬は強いかゆみと耳垢の増加が見られます。二次感染として細菌による化膿が生じることもあり、耳垢を顕微鏡で調べるとミミダニの虫体や卵が確認されます。

★ マダニ

マダニは気温が15度以上になる春から秋にかけて活発化し、草むらや河川敷などで犬に寄生します。近年、マダニによって媒介される重症熱性血小板減少症候群(SFTS)や日本紅斑熱が話題となり、SFTSは致死率の高い病気です。現在のところ、犬や猫に寄生するマダニからの感染例は確認されていませんが、駆除薬でリスクを減らすことが犬の健康を守るために重要です。

マダニは一度寄生するとしっかりと皮膚に口器を刺し込み、セメント状の物質で固定して数日間吸血を続けます。これにより、貧血や皮膚病の原因となり、細菌やウイルス感染のリスクもあります。

対策と予防

ノミやダニの被害を防ぐためには、駆虫薬を使用することが効果的です。これによりノミやダニだけでなく、シラミやハジラミにも予防効果が期待できます。また、草むらや藪などダニが潜んでいる場所を避けることも予防の一環として有効です。

犬の健康を守るためには、これらの寄生虫の特徴とリスクを知り、適切な防虫対策を行うことが大切です。

モグタン

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マダニによる影響

マダニはなぜ怖い?成長段階ごとに寄生と吸血を繰り返すリスク

私たち愛犬家にとって、マダニの存在は決して見過ごせない脅威です。
マダニは、単なる「小さな虫」ではありません。その生命サイクルの中で、動物に深刻な影響を及ぼす存在だからです。

マダニは、卵の状態を除くすべての成長ステージ(幼ダニ・若ダニ・成ダニ)で動物に寄生し、血を吸って成長していきます。
孵化したばかりの幼ダニも、まず小型の動物に寄生して吸血し、その後いったん地面に落下して脱皮。次のステージに進むと、また別の動物に寄生して吸血し、さらに成長このサイクルを繰り返します。

成ダニになると、犬や大型動物に寄生するケースが多く、驚くべきことに3日から11日間も吸血し続けることが確認されています(※厚生労働省・国立感染症研究所より)。
そして十分な血を吸ったマダニは、宿主から落下し、数千個にもおよぶ卵を産み付けるのです。

この「寄生と吸血→脱皮→さらに大型動物へ寄生→産卵」というサイクルにより、マダニは爆発的に個体数を増やします。
また、吸血時に重篤な感染症(バベシア症、SFTS=重症熱性血小板減少症候群など)を媒介するリスクもあり、犬の命を脅かすことも少なくありません。

だからこそ、日頃からの確実なマダニ対策が、愛犬の健康を守るために欠かせないのです。

犬への影響
犬への影響マダニが大量に寄生して吸血したことで、貧血を引き起こします。
アレルギー性皮膚炎マダニの唾液がアレルゲンとなり、強い痒みなどを引き起こします。
ダニ麻痺症マダニは種類によって唾液中に毒性物質を生産するものがいて、そうしたマダニが吸血するときに唾液から毒性物質が体内に注入されると、神経障害を引き起こします。
重症熱血小板減少症候群(SFTS)SFTSウイルスによる人畜共通感染症(ズーノーシス)で、発熱、消化器症状、筋肉痛、皮下出血、などの症状を示し命を落とす場合もあります。犬よりも人のほうが重症率が高い。
バベシア症バベシア原虫が犬の赤血球に寄生して破壊する病気で、貧血や発熱を示します。重症化して死亡することもあります。
ライム病ボレリア菌による人畜共通感染症で、犬では神経症状、発熱、食欲不振など、人では咬まれた部位から紅斑が広がり、発熱、関節痛、筋肉痛、倦怠感などの症状が現れます。
Q熱コクシエラという細菌による、人畜共通感染症で、犬よりも人の方が重症化しやすいです。高熱、激しい頭痛、筋肉痛、倦怠感なでの症状がでます。

小さなノミでも大きな脅威──愛犬を守るために知っておきたいノミの影響

こんな小さな虫が、愛犬にこんなに大きな負担をかけるなんて…

犬を飼っていると「ノミ」という言葉を耳にすることは多いでしょう。しかし、多くの飼い主さんが「たかが小さな虫」と油断してしまいがちです。実はノミは、愛犬の体だけでなく、心にも大きなストレスを与える危険な存在なのです。

ノミが与える影響とは?

ノミはただの「痒みの原因」ではありません。以下のような深刻な問題を引き起こします。

  • 激しいかゆみと皮膚炎
    ノミが犬の皮膚に噛みつくと、唾液に含まれる物質によってアレルギー反応(ノミアレルギー性皮膚炎)を起こすことがあります。たった1匹のノミでも、激しいかゆみで犬が眠れなくなったり、精神的に不安定になることも。
  • 貧血
    大量のノミに寄生されると、小型犬や子犬では深刻な貧血を起こすことがあります。特に体重の軽い犬種(チワワなど)は注意が必要です。
  • 寄生虫の感染
    ノミは「瓜実条虫(うりざねじょうちゅう)」という寄生虫の媒介者でもあります。犬がノミを毛づくろい中に飲み込むと、腸内で寄生虫に感染してしまう危険性があります。
  • 二次感染症
    掻き壊した傷口から細菌感染を引き起こし、皮膚病に発展することもあります。

なぜここまで危険なのか?【根拠】

ノミの繁殖力は驚異的です。
1匹のメスのノミは、1日に約20~50個もの卵を産みます。室内に1匹でも侵入を許すと、あっという間に家全体に拡散し、被害が拡大してしまうのです。

また、近年では温暖化の影響で、冬でもノミの活動が衰えにくくなっています。「夏だけ対策すればいい」という時代ではないのです。

(参考:アメリカ獣医師会[AVMA]/日本獣医皮膚科学会より)


では、どうすれば愛犬を守れるのか?【読者のメリット】

ノミの脅威を知った上で、次の対策をとれば、愛犬を守ることができます。

  • 定期的な駆除薬の使用
    獣医師推奨の予防薬を正しく使うことで、ノミの寄生を防げます。最近では、1回の投与で1~3ヶ月効果が続くものもあり、手間も最小限に。
  • 環境管理
    愛犬だけでなく、家の中(寝床・カーペット・ソファなど)の清掃も重要です。卵や幼虫を駆除するために、こまめな掃除機かけや専用スプレーの使用が推奨されます。
  • 早期発見・早期対処
    愛犬が頻繁に体を掻いていたら、すぐに皮膚や被毛をチェックしましょう。早期にノミを見つければ、被害を最小限に抑えられます。

ノミは「小さな虫」ではなく「大きなリスク」。だからこそ、今すぐ対策を!

ノミの影響は、想像以上に深刻です。放っておけば、愛犬の健康だけでなく、あなた自身の生活にも悪影響を及ぼす恐れがあります。

愛犬にとって、快適で安心な毎日を守れるのは、飼い主さんだけです。
「まだ大丈夫」ではなく、「今すぐ行動する」ことが、愛犬への一番の愛情表現です。

犬への影響
アレルギー性皮膚炎ノミの唾液がアレルゲンとなり、1匹でも刺されると強い痒みを伴う皮膚炎が起こます。
瓜実条虫ノミの体内には瓜実条虫の幼虫が入り込んでいることがある、ノミをつぶしたりすることで犬や猫の体内に入り感染。多数が寄生すると下痢や体重減少
などを引き起こします。
その他の病害*ノミの大量寄生
*吸血による貧血
*毛艶の消失
*吸血の刺激による痒みのストレス
*掻き傷による化膿性皮膚炎
猫引っかき病(パルトネラ症)猫の赤血球表面に常在するが、犬猫では不顕性感染
ノミ刺咬症犬や猫の痒みの原因もアレルギーの一種

まとめ

──定期的な予防薬投与で健康リスクを未然に防ごう──

犬を飼う私たちにとって、最も恐れるべき病気のひとつがフィラリア症です。フィラリアは一度発症すると命に関わる深刻な病気ですが、定期的な予防薬の投与だけでほぼ確実に防ぐことができるのです。

さらに、これらの予防薬はフィラリアだけでなく、回虫・鉤虫・鞭虫といった消化管内寄生虫の予防にも有効です。寄生虫は愛犬の腸内環境を乱し、栄養吸収を妨げ、健康を大きく損なう原因にもなりかねません。

「うちの子は室内飼いだから大丈夫」と考えていませんか?
しかし、犬は地面に近い位置で生活する生き物です。散歩中に落ちたものを舐めたり、草むらに鼻を突っ込んだりする中で、寄生虫の卵や感染源に触れるリスクは常に存在しています。室内外を問わず感染の可能性があるという事実は、多くの獣医師たちも警鐘を鳴らしています。

フィラリアや消化管寄生虫は、発症後の治療には多くのコストとリスクが伴います。
それに比べ、予防薬は低リスクかつ経済的な負担も軽く、愛犬にも飼い主にも大きな安心をもたらしてくれます。

愛犬の未来を守るために、定期的な予防薬の投与を習慣にしましょう。
使用時は必ず獣医師の指導のもと、または添付文書をよく読み、用法・用量を厳守することが重要です。

今できる小さな一手間が、あなたと愛犬に「安心と健康」という大きな贈り物をもたらします。

犬に関する悩みや疑問・質問などがありましたら、ご自由にコメント欄に投稿してください。

(コメント欄は、この記事の最下部です)

*いただいたコメントは全て拝見し真剣に回答させて頂きます。

良い愛犬ライフを。

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この記事を書いた人

子供の頃から馬が好きで騎手を目指しましたが体重が増え諦めて厩務員になり、馬達に恵まれた厩務員生活を送りダービーにも勝たせていただきました。
今は競馬社会を引退しチワワ専門のブリーダーをしています。
可愛くて性格が良く丈夫なチワワを作るために奮闘中です。
そんな暮らしをする中で犬に関することを発信していけたらと思いブログを始めました。
犬との暮らし方や躾の悩み、有ると便利なものを発信、紹介して行けたらと思います。

栃木県動愛セ 17販第007号
愛犬飼育管理士

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